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僕と万年筆 [文房具]

気がつくと机の上に万年筆がゴロゴロしていて、そのくせ一度に使えるのはたったひとつしかないのは明らかにムダなので、ここらで万年筆の整理をしようと使う万年筆を選んでみたが、処分する万年筆はほとんどないどころか、却って欲しい万年筆が出てきてしまった。

 

万年筆は学生の頃に使っていて.....いや、社会人になってからもしばらくの間は使っていた。

僕は県外に、それも多数の同級生とは逆の田舎町で就職した。

当時はメールもインターネットもなかったので遠くの友達と連絡し合うには電話か手紙しかなかった。

もちろん、就職したばかりの僕に電話するだけの経済的余裕はなかったので、手紙をよく書いた。

買ってきたばかりの便箋が1週間でなくなってしまっていた。

TVも好きではなく、遊べるお金もなかったので、とにかくひたすら手紙を書き続けていた。

その手紙を書く時に使っていたのはsailorの細身の万年筆だった。

細い字を書きたかったので、ペン先を上下逆さまにして使った。

そのうちに、水性ボールペンが出てきて万年筆は使わなくなった。

あの時の細身の万年筆はどこに行ってしまったんだろう。

青いインクのカートリッジを使っていた。

あの頃は、ペン先に太さの種類がいくつもあるとか、コンバーターで好きな色のインクが使えることなんて知らなかった。

 

万年筆に関する最も古い記憶は、小学2年生の時のことで、学校の担任の先生の赤いインクの万年筆を使って、宿題の作文を書いたこと。

(おそらく)初めての万年筆に緊張して(おそらく)体温の上昇した僕の右手は、先生の万年筆から多量のインク漏れを発生させ、右手の人差し指を赤く染めた。

小学生の頃に万年筆を使ったのはその時が(最初で)最後だった。

やがて、中学生になるとほとんどの同級生は「中1コース」か「中一時代」を定期購読する。

1年間の定期購読を申し込むと出版社から万年筆がプレゼントされる。

1の新学期、同級生の筆箱の中には大体その万年筆が並んでいた気がする。

当時は中学生が万年筆を持つのは全然不思議なことではなかったが、2学期が始まる頃にはその万年筆はペン先が曲がったり、おもちゃにされたり、飽きられたりして多くの筆箱からその姿を消してしまった。

再び万年筆が僕たちの前に姿を表すのは、僕たちが高校生になる頃で、その頃になると万年筆は高校生活に必要なツールとして(おまけではなく)お金を出して買うものとなる。

お金は出さなかったが、その時に手にしたのはパイロットのミューという首軸とペン先が一体化した(今見ても)かっこいいけど、やたらガチゴチのペン先を持った万年筆だった。

当時からガサツだったので、すぐにペン先を曲げてしまい、何処かに行ってしまった。

その後に手にするのは就職してからも使うことになるsailorの細身の万年筆だった。

ペン先はスチールニブ、インクは多分ブルーかブルーブラック。

今の仕事先の若い子達にとって万年筆のインクの色はブラックのようだが、僕たちの世代にはインクの色はブルーブラックだった。

パイロットのブルーブラックは今ほど青くなかったような気がする。

プラチナのインクは、使っていると目がチクチクするのであまり使わなかった。

あ、プラチナの万年筆も持っていたんだな。

僕がsailorを選んだのは、軸が細かったからで14kの書き味がどーのとかインクの濃淡がこーだとかは(もちろん)全然考えていなかったと思う。

筆記具の書き味よりも、そこに書かれた言葉こそ大事だったその価値観は(ペン先の材質だとか太さだとかをブツクサ言っている今よりも)正しい。

そうして、当時、心を込めた手紙をいくつか書いた。

 

その後のことは先ほど書いたとおりで、万年筆を使って言葉を綴っていた頃のことを考えると、僕が万年筆を使わなくなった時期と手紙を書かなくなった時期は一致する。

そして、今こうして万年筆を手にすると、やたらと文字を書きたくなる自分がいる。

(最終的にはキーボードをタイプして記事をアップしたけど、記事そのものは万年筆で書いた)

万年筆と文章の関係は親しいのかもしれない。

FountainPen、泉のように筆記できるペンは、また泉のように言葉を湧き出させるのかもしれない。


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万年筆を使いはじめて気がついた / プロギアΣ [文房具]

なんかさ、いつも字を書いてんだよね。

そう、万年筆でね。

そもそも日頃文字を書くような必要はないから、書いてることはどうでもいいような、まぁ落書きなんだけど、とにかく文字を書くことが多くなった。

一時期はこのブログの記事を全て手書きにしてしまおうかとも思ったんだけど、かなりの癖字だし、それに誤字脱字だらけになるだろうから、それはやめた。

でね、そのどうでもいいような落書きをしてる割に手が疲れていないことに気がついて、自分てさ筆圧高めだから、字を書いてるとすぐに疲れちゃうんだよね。

それが、今はもう全然疲れてない。

万年筆で字を書くことがすごく楽ちんだというのは、僕の手がよく知っていて、この1週間で文字を書くためにボールペンを手にしたことはない。

「ボールペンでご記入ください」(しかも、インクは黒と指定がある)と断りがない限りはいつも万年筆を使っていて、「ボールペンで.....」なんて制約は銀行の筆記台で見たくらいなので、つまりこれからもボールペンを使うことはあまりないような気がする。

 

そんなわけで、いつのまにか万年筆も本数が増えて、先週はセーラー(初)のプロフェッショナルギアΣMニブ(なんて長い名前なんだろう。以下プロギアΣとかΣと略す)を買った。

昨年、LAMY Al-Starを使い始めた頃はセーラーに対しては、あまりぱっとしないメーカーで欲しいペンはないよなぁと思っていて、パイロットのCUSTOM HERITAGE92を狙っていた時期でもあったので、まずセーラーの万年筆を選ぶことは(多分一生)ないと思っていた。

その後、Sheaffer TARGAを使ったり、kakunococoonで遊んだりしているうちに「万年筆を使うならやはり金ペン」と決意するようになって、2本目の金ペンを探すにあたり街の文房具屋さん(この言葉が好きなので万年筆屋さんとか言わない)でいくつかの金ペンを試し書きするうちに、いつのまにかプラチナを蹴落としてパイロットの端っこに置いてセーラーが浮上してきた。

まだその頃はニブはEFとかFなんかのほっそいペン先が欲しかった頃で、MBのヌメヌメ(だっけ?)した万年筆ならではの筆感をよく知らなかった。

で、物は試しにと手にしたのがセーラーのプロギアのMだった。

いや、その書き味は意味もなく文字を書き続けていたくなるほどの気持ち良さで、つまりその時に僕の右手はボールペン系万年筆派から正式な万年筆派に移行したのだと思う。

これは僕の勝手な想像なんだけど、おそらく必要(例えば細かい文字を書く必要があるとか)にかられてでない限りEFFを使うのはボールペン派の流れで、万年筆の楽しさはそのサイズのペン先に求められるものではないと思う。

プラチナのEFUEFの鈴が聞こえてきてスキップしたくなるような筆感も確かにあるけれど、やはり万年筆の醍醐味はMBニブあるんじゃないかと思うのだ。

 

で、さっそく(えらい長い前置きで「早速」もないもんだけど)Σのことなんだけど、実はこのペンもネットで買った。

もちろん、街の文房具屋さんでセーラーのペンを試し書きしたんだけど、あいにくとΣスリムは置いてなくて、試してみたのは普通のΣ

ニブがでかくてやだなぁと思っていたのでスリムにしたんだけど、あのサイズでバイカラーってのもあまりピンとこなくて、バイカラーすごいってのは大型(21)のニブだったから感じたことで、中型(14)で見ると、なんだかちまちましている(きれいだけど)。

試し書きをした時に比較できてたら、ただのΣにしていたかもしれないな。

ニブのサイズはMで、書き味はスルスルしていて気持ちが良い。

インクはirosizuku/深海を最初は使っていたんだけど、他のペンの色がSailor Jentle Ink BlueBlackiroshizuku/松露で明度の低いものばかりになってしまったので、今はiroshizuku/天色を使っている。

この色はΣのイメージとは違うけれど、HERITAGE92は洗浄に時間がかかりそうなので、Σでは色を変えて楽しみたいと思う。

irosizuku/深海は好きな色で是非とも使いたいんだけど、入れるペンと使う機会がないのでいつまでも心の中で使いたい使いたいとくすぶり続けるであろう。

使って1週間の感想は、もしかしたらΣでなくてただのプロギアでもよかったかもしれないと思った。

バイカラーもカッコ良いんだけど、ニブが小さいのでなんだかちまちましているし、長さもちょと長いし、クリップも錨はついてなくてよかったかなぁと思う。

全体的にデザインがうるさい感じ。

ま、しかし、これも実際に使ったからこそ思うことなので、Σを選ばずにプロギアを選んでいたら、やぱΣにしとけばよかったと思うはずなので、これは仕方ないですね。

 

この次に狙っているのは、PILOT Elite95S EF

日頃持ち歩いている3本差しのNAGASAWA ペンケースに差しているのは、HERITAGE92Σcocoon(改)EFなので、cocoonの代わりにElite95Sを使おうと思っているところ。

そうするとHERITAGE92だけが頭ひとつ長いので留守番させて、NAGASAWA SS 2本差しのペンケース(発売されてるよねぇ)にして身軽に出かけるのもいいかもなぁと思い始めているところ。

 

万年筆のサイズは次のとおり

HERITAGE92 137 / 14.7

ProGearΣ      130 / 17

cocoon          138 / 13.2

Elite 95S       119 / 12.9


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初代Apple Watchの裏蓋が取れちゃう問題について [Apple +]

充電の終わったApple Watch(初代)を充電器から取り外そうとしたら、裏蓋だけが充電器から外れなかった。

つまり、裏蓋が取れちゃったわけですね。

で、慌てて(このApple Watchの購入から二年が過ぎていたけれど)ひとまず、AppleのサポートにiPhoneを使ってチャットで連絡をしました。

すると、そこはBereccaさんという方がおいでで英語で話しかけてくる。

どうもiPhoneは言語環境を英語にしていたためにどうもU.S.Aのサポートに繋がってしまったみたいです。

ShidoroModoroで日本にアクセスしたかったんだと伝えいったんチャットを終え、日本語環境に変更してアクセスすると、今度は大丈夫でした。

で、あれこれどーのこーのと説明すると、修理可能ということだったんで(この時点でこの裏蓋が外れるという問題は購入から二年以内に限っては無償で修理ができるということをネットで知っていたので、てっきり無償対応してくれるのかと思った)、修理に出すべくアクティベーションのロック解除を始めたのですが、どうしてだか解除ができません。

そのことをサポートに伝えると、では、iCloudに接続できる他の方法で改めてアクセスしてほしいと言われ、夕方自宅に戻ってアクティベーションの解除をしてから、再度サポートにアクセスしました。

ところが、どうも話がお昼の時と違っている。

修理はできるけど、その代金として¥22,000ほどがかかりますと言う。

なるほど具体的な金額の話はお昼にはしなかったわけだし、裏蓋無償修理も購入から二年以内ということだったので、ぼくの思い違いだということに気がついたんだけど、金額の話は聞いていないと説明したら、上席者と相談してくれることになって、結果無償で修理となりました。

ラッキー。

 

さて、その翌日のガジェット系のサイトを見ると、初代Apple Watchには裏蓋が外れる問題があるために本日から初代のApple Watchの保証期間が三年に延長されたと出ている。

もしかすると1日早く、補償の延長をしてもらえたのかもしれません。

ラッキー(リプライズ)。

というわけで、今は修理されたApple Watchの到着を待っているんだけど、実はWatch2が欲しいなぁとも思っていて、でも、防水だとかお財布とかは全然必要じゃなくて、はてさて買い換えようかどうしようかと悩んでいるわけです。

Appleもさ、サポートに連絡してきたモデルが型落ちだったら、それを下取りにして現行のモデルを勧めるとかすると面白いのになぁと思った。

 

さて、新しいApple Watchが届くまでの間、以前使っていた手巻きのクロノグラフを使うことにした。

ひさびさのクロノグラフは重たくて、そのくせ時間しかわからない。

バンドを交換しようにも工具が必要だし、そもそも替えのバンドを持っていなかった。

それでも時間がわからないのは不便なので、時間しかわからないそのクロノグラフを使った。

使い始めて2日目。

なんだか手首がかゆい。

 梅雨真っ最中で湿気が多く手首が汗に負けてしまったようだ。

そう、以前は使っていたこのクロノグラフを使わなくなったのは、この手首の痒さによるものだった。

仕方ないので、次の日からは再び時計なしで生活をすることにしてみた。

 

昨日、新しいApple Watchが届いた。

手首の痒さは治まっているけれど、一度痒くなるとすぐにぶり返すので、しばらく時計なしの生活を続けることにした。

Apple Watchのある生活や、Apple Watchを使わなくなった記事を見かけることはあるけれど、Apple Watchの必要性は認めながらも使わない生活の記事は見かけないので、暇つぶしにちょと書いてみる。

 

Apple Watchがなくて不便だと感じるのは、時間がわからないこと。

まるで冗談のように言われていたことだけど、Apple Watchを使いはじめて便利になったと感じるのはすぐに時間がわかることだというユーザーは本気でそう思っているのはまちがいない。

今では時間を見るのに、ポケットの中にiPhoneを探して、ひっぱり出してホームボタンを押す。

一年前には普通にしていたことなのに腕を見るだけで時間がわかる生活になれるとめんどくさい。

それから、次のスケジュールがわからない

 

いや、わからないというか、気がつかない。

iPhoneはちゃんと通知してくれているのに、気がつかなかったりする。

これから何か用があったかなということを思い出さなければスケジュールの確認はできなくて、何かを忘れたりするんじゃないかとときたま不安になる。

 

Apple Watchを発表した時には時計を再発明するとは言わなかったかもしれないが、腕時計のない生活をしていた僕に腕時計をつけさせ、Apple Watchのない生活が不便だと思わせたのなら、Apple Watchは間違いなく、時計を再発明したと言えるだろう。


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