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ちょっと休んでる間にいろんなことが起きていた [Cinema]

ふと気がつくと、こないだから全然記事を書いていなくて、そのくせ、世間ではキアロスタミ監督が亡くなったり、アメリカでは黒人が警察官に射殺されて、それが動画に撮られていたり、18歳からの選挙が初めて行われたりした。
どれもひとこと書きたいことばかりなのに、どうしてだか手が進まない。
とりあえず、ひとつずつ書いていこうと思う。

まず、最初はキアロスタミ監督のことで、この人の最初の作品「友達のうちはどこ?」。
この映画は自分にとってなかなか忘れがたい映画で、今でも時たま思い出すと見たくなってしまう映画なのだ。
今回、この映画を思い出したのはキアロスタミ監督の死去の知らせを受けたからで、なんだか、その人(ま、今回は映画だけどさ)を思い出すのは、その人の死がきっかけだったりすることが多い。
で、いつも、生きている間にどうしてもっと大切にしなかったのか、どーのこーのなのだ。
それでも、キアロスタミ監督の場合は、これからの何かにつけ「友達のうちはどこ?」を思い出しては、監督のことも思い出すだろうな。
監督の作品は他にも幾つか見たけれど、自分には「友達のうちはどこ?」がやはりベストワンで、他の映画のことはあまり覚えていない。
ラスト近くのあのノート(というよりも、帳面という言葉の方がぴったりだと思うんだけど)に挟まれたあれが目に焼きついて忘れらない。
何度見ても(多分、フィルムで3度は見てると思う)、あのカットは忘れることができないのだ。
映画から離れてしばらく経つけど、もう一度映画にハマった生活をしたくなる。

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映画の上映を待っている [Cinema]

映画の上映が始まる少し前。
僕は場内のシートに座っている。
前から1/3くらい、中央の席。
場内は少し暗い。
これから上映される映画の音楽が小さな音で流されている。
僕は目を閉じて、これから始まる映画のことを考える。

もうすぐ上映を知らせるブザーがなる。
僕はドキドキしている。
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かぞくのくに:ヤン・ヨンヒ [Cinema]

久々に映画を見た。久々に見る割には、劇場に向かう車に乗るまでその映画のタイトルを知らなかった。
なにしろ映画好きの友人に半ば強制的に連れて行かれたので、劇場へ向かう車の中ではじめて映画のタイトルを聞いたのだった。
映画のタイトルは「かぞくのくに」。
監督はヤン・ヨンヒ監督。
大まかな映画のあらすじは1974年に「帰還事業」で日本から北朝鮮に渡った兄が病気の治療の為に25年ぶりに日本に戻り、家族と3ヶ月にわたり生活をするというもの。
実際には(北朝鮮にはよくあることらしいのだが)3ヶ月の予定は、すぐに中止となり北朝鮮からの命令でわずか数日で帰国する事になる。
さて、劇場へ向かう車の中では映画のタイトルと監督の名前を聞かされただけで、実はその時には監督が在日(3世)であることや、映画のあらすじを全然知らなかった。
つまり、ほとんど映画の予備知識なしに映画を見たことになる。
映画を見てると、なんだか安藤サクラに似てる女優がいるなぁと思ったら、本人だった。
久々に見る安藤サクラは落ち着きが出てきたというか、ごく自然な演技をするようになったなぁと思った。
その分、以前の不思議なオーラはあまり感じられなかった。
ちなみにこの映画で彼女はキネ旬の主演女優賞を、他の作品で助演女優賞を受賞したそうだ。
自分はこの映画の彼女よりも小池さんな彼女が好き。
で、この映画を見るにあたり、あらかじめ知っておいた方が良いと思われる予備知識。
北朝鮮は1959年12月から1984年までの間に在日朝鮮人を北朝鮮に帰国させるという国を挙げての「帰還事業」を行った。
今だとあの北朝鮮に誰が行くものかと考えるのだが、あの頃の北朝鮮は韓国よりもGNPは高く、軍事政権だった韓国よりもはるかに生活をしやすい国(地上の楽園)だった。
当時、社会主義はある種の理想郷でもあったらしく、北朝鮮と日本(朝日から読売まで声を揃えて)はこぞって帰国させようとしていた。
ちなみに井筒監督の「パッチギ!」のラストシーンは電車に乗ってどこかへ向かう一家の風景だが、向かう先はレオポンのいる動物園ではなく、新潟から北朝鮮に向かう帰国船だったらしい。
ところが、実際に北朝鮮に渡った人たちは大変な思いをしたらしい(「血と骨」のラストで少しだけ描かれてますね)。
それから、僕たちは「在日」とひとくくりにいってしまうけれど、正確には在日韓国・朝鮮人が正しく、ここにも北と南は違うのだと主張があります。
つまり、北の在日朝鮮人と南の在日韓国人ですね。

......と書いていくと、いかにも政治的なお話のように感じますが、映画はそれらが背景のある在日の家族(特に兄と妹)の話です。
もう少し、父親や監視員が描かれていると、どうして兄が「帰還事業」で北朝鮮に渡ったのか、そして、どうして治療の為に日本へ一時帰国が許されたのかがわかるんじゃないかと思った。
キネ旬では2012年のベストに選ばれたけれど、自分としてはいかにも私小説的なところが受け入れられなかった。
.....まぁ、家族の話なら私小説的になってしまうんだけどね。

ところで、へそ曲がりな自分は、現在の北朝鮮をとても危険な(アメリカが言うにはならず者国家)国だとマスコミがいうけれど、実際のところはどうなんだろうか?と考えてしまう。
もちろん、あの国からの情報があまりないというのがそもそも怪しいことだけれど、マスコミが言う事を丸呑みする事はちょと怪しみたい。
なにしろ、あの「帰還事業」も実のところ朝鮮に帰国させたい思惑もどこかにあり、マスコミが声を大きくしたからこそ、93,000人あまりの人たちが帰国したんだと思う。
実際には「地上の楽園」どころではない所へ、多くの人たちを送った責任の一端はあるんじゃないかと思うのだ。

ところで、監督は僕たちが言う「在日」の事を「移民」と言う。
そう、そう呼ぶのは間違いではなく彼らを「移民」と呼ぶ事で、もしかするとちょっと意識が変わるような気がする。
「移民」という言葉が新鮮に聞こえた。

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映画の原作になる「兄〜かぞくのくに」にはこの映画に描かれていないエピソードがたくさんあるそうです。
「在日」を考える時に、ひとつの家族を通して考えてみると、違う事もわかってくるかもしれませんね。

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2010 湯布院映画祭始まる [Cinema]

この数ヶ月、映画にはすっかりご無沙汰なのだ。
それまでは年間100本くらいの映画を見ていたのに、最近はさっぱり。
.......このブログのカテゴリーから「cinema」を外さなきゃいけないんじゃないかと思うくらい。
あーあ、映画みたいなぁ。
湯布院じゃ映画祭も始まっちゃったし..........。
というわけで、今年の夏は映画祭にも行けずにMacとにらみ合ってお仕事なのだ。
今年の湯布院映画祭で見たかったのは、最終日の特別試写「僕らは歩く、ただそれだけ」。
主演は、ものすごーく期待している安藤サクラと柄本佑。
このふたりは決して美男美女ってわけではないのだけれど(失礼)、その存在感はやたらカメラ視線の多い俳優(女優)なんかよりもはるかに大きい。
うぅ、二人に会いたい......。
仕事をさっさと片づけて湯布院に行っちゃおうかしら..........。
でも、終わんないんだよなぁ。
仕事のばかぁ。

で、今回の映画祭のプログラムを見ると、特別試写以外にも見たい映画がちらほらあったりする。
「東京マリーゴールド」(市川準監督)、「シコふんじゃった」(周防正行監督:「Shall we ダンス?」よりももっと好き)。
あーあ、市川準の映画なんてこの先フィルムで見る事なんてできるのか?
こうしている間にもたくさんの見たい映画が、自分のいないところで上映される。
なんだか砂漠に不時着した自分が、遠くにあるオアシスを思い浮かべているような気さえする。

てなわけで、今年湯布院映画祭に行かれた方、映画にどっぷり溺れてくださいな。
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ザ・コーブ:ルイ・シホヨス(未見) [Cinema]

久しぶりに映画の事を書こうかと思うんだけど、未見だったりする。

この映画は上映するとかしないとかで、「靖国 YASUKUNI」の上映の時の事を思い出した。
日本内では、上映に反対する雰囲気が強そうだけど、個人の意見としては上映はするべきだと思う。
上映された映画を見て、(メディアの意見に左右されるのではなく)自分の感想をしっかり持てば良いんじゃないかと思う。
いかにドキュメンタリーとはいえカメラを向けた瞬間から、そこに制作者の意図は介入する。
この映画では隠し撮りがどーのこーのと言われているが、それも制作者の大いなる意図の現れだと思っている。
もちろん、その制作者の意思は編集段階でも現れる。
今回の場合は、メディアを通じて撮影や編集の方法が(あまりにも)意図的であったと僕たちは知っている。
少し下がって見てみると、映画ってのは劇映画であれドキュメンタリーであれ、そんな風に意図的に作られているのだと知る良い機会になったんじゃないかと思う(意図しない映画なんてレンズキャップをつけて撮影するしかないかな、ま、それもひとつの意図ではあるけれど)。
そう、編集されたものを真実だと思い込んではいけないという事だ。
現実も編集次第では真実ではなくなるという事だ。

それから、上映反対の抗議行動をしている人たち。
上映されている映画を見る機会を僕たちから奪わないでほしい。
「ザ・コーブ」は言論の自由かも知れない。
抗議活動も言論の自由かもしれない。
でも、僕たちから映画を見る自由を奪うような事はしないでほしい。
反日だから上映するなってのは、自分たちに都合の悪いものは排除しろってことだよね。
自分たちにとって都合の良い事ばかりを求めていても、世界は見えないんじゃないんだろうか?
違う考え方を認めないというのは、「ザ・コーブ」を製作した人たちと同じだよね。

ところで、牛や豚は食べても(あるいは食べるという目的のためだけに飼育しても)かまわないのに、どうしてイルカを食べちゃいけないんだろうか?
映画の内容がどうのとか、イルカを食べる事がこうのってことよりも、異文化に対するおせっかいをもう少しどうにかしてほしい。
異なる文化をもっと冷静に受け入れる事はできないのだろうか?

もひとつ。
この映画は、第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。
つまり、それがイルカ漁に対するアメリカ人の一般的な印象であり、異文化に対する認識だと思う。
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ゆふいん 文化・記録映画祭:3日目 [Cinema]

映画祭の最終日に見た映画は前部で7本。
やっぱり最終日はおもしろい映画が多かった。

「アリサ・ヒトから人間への記録」
アリサと言う生後6ヶ月の女の子が6歳になるまでの記録。
タイトルにもあるとおり、ヒトから人間への記録で、まわりの大人の模倣をして成長して行く様がわかりやすく描かれていく。
機会があると見てほしいです。

「黒い太陽」「X線天文学への道」「電波で探る宇宙」
目視(というか、可視光線)による星の観察から、電波で観察するまでを3本の映画で見せてもらった。
映画の製作年も1936年から2003年までで、映画の作り方も変わってきたなぁと思った。
映画の後にトークショーがあったんだけど、おかしかったのは(映画の中でもそうだったけど)科学者は(科学者のくせに)わりと頻繁に「神様」という言葉を使う。
たとえば皆既日食は「神様からの贈り物」だとか、不思議な分子の電波は「神様からの問題」だとか......。
科学力の限界を知っているからなのか、宇宙を見ているからなのか?

「沈黙を破る」
元イスラエル兵が占領地で行った行為を語る映画。
イスラエルとパレスティナ、日本人にはちょとわかりにくい戦争だけれど、それは宗教が絡んでいるからだと感じているからだろう。
でも、占領と被占領と言う構図はこれまでにも世界中であったし、現在もある。
映画の後のトークショーでテロの話もあったけれど、おもしろかった。
個人や小さな集団がすればテロで、国がすれば戦争だと言うおかしさ。
非戦闘員に対して攻撃を行うのはすべてテロだと考えれば、あちこちの戦争の多くはテロを含むものだった事がわかる。
この映画は今回の映画祭で一番の収穫。

「今西錦司」「生きもの」
今西錦司と言う生体学者・文化人類学者・霊長類研究の創始者の生涯の話。
上映時間は49分と短かったのが、かなり残念。
「生きもの」は金子兜太の記録映画、自分にはピンと来なかった

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ゆふいん 文化・記録映画祭:2日目 [Cinema]

上映した作品は、「松川賞受賞作」の4本を含む全6本。

「お父さんとわたしの海」
静岡県伊東市で面潜漁を営んでいる夫婦の映画。
ご主人が船を操り、その下で奥さんが潜ってサザエやアワビを採る。
潜っている時間は1回で約2時間、5月から11月までの間、漁をする。
その間夫婦をつないでいるのは一本の命綱だけで、その綱を通してふたりは会話をします。
いのちを預ける妻と預かるご主人、見てると仲も良さそうだし、本当に信頼しきっているのがよくわかる。
伊東市での面潜漁は、かつては盛んだったそうだが、いまではこのふたりだけになってしまったそうだ。
どちらかと言うと面潜漁の映画と言うよりも、夫婦の映画って感じがする。
うらやましいふたりだったな。

「大善寺玉垂宮の鬼夜」
日本三大火祭りのひとつである鬼夜の綿密な映画。
その準備の段階から、当日までを追った映画で、製作したのは九州国立美術館。
本当に細かく記録をした映画なので、おそらくこのお祭りが行われる久留米市の人が見てもおもしろいはず。

「福祉番長!」
31歳、体重100キロ、リーゼント。
この米澤さんが経営している会社は滋賀県大津市にあり、8人の障害者と一緒に仕事をしている。
米澤さんのみんなの中での位置が良いなぁと思う。
人を信頼するとか、もう一度考えてしまった。

「前事不忘 後事之師」
かつての大戦中に731部隊の少年兵として中国に渡った人の映画。
731部隊と言うと森村誠一の「悪魔の飽食」が有名だけど、自分はその731部隊の事をすっかり忘れていた。
その事を知っていても忘れてしまっては意味ないなぁと思った。

「平成 熊あらし」
この映画の後に上映された「又鬼 マタギ」と一緒に見るとおもしろいです。
東北(秋田/青森)でかつてはそれを生業として生活をしていた猟師、マタギの当時の様子と今の様子を伝える。
かつての猟場(?)は白神地区で現在は世界遺産に指定されている。
そのためにマタギ小屋を作る事もできずにいる現代のマタギは、マタギの狩猟の対象となっていた熊の現代の実態に似ていると思った。
熊は人に、マタギは文化に追いやられている感じがする。
マタギは熊を捕ると、そのすべてを利用する。
食料や薬、生活の道具として肉、内蔵、革(決してインテリアとしてではなく)を利用する。
これは鯨漁とも共通していて、日本人は動物に対して敬意を払う民族なんだなと思った。
今日見た中で一番おもしろかった。
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ゆふいん 文化・記録映画祭:前夜祭 [Cinema]

昨日は、iPadがホントーに届くのか確認もできないまま、お昼前に家を出た。
車を運転しながら、買ったiPadが3G+Wi-Fiだったら映画祭にも持って来れるなぁとか........(まだ、届いてないって)。
MacBookも悪かないけど、モバイルでネットとメールくらいだったら、iPadでも充分だもんね。
湯布院に着く頃に自宅から「iPad到着」のメールを受け取った。
箱は大小様々で3個と言うことだったので、iPadとその他のアクセサリも一緒に来たみたい。
......このまま、Uターンしようかしら。

なんてことを悩んでいる間に、友達んち到着。
ははは、その友達もiPad買ってました。
友達はまだ仕事から戻ってきてなかったので、代わりにセットアップしようかと思ったよ。
「あなたたちって、本当にそんなのが好きなのねぇ」
「なんででしょうねぇ、もうわくわくしちゃうんですよ。ときたーま、自分でもばっかみたいだなって思うんですよね。お母さんはこっちのほうが好きでしょ(とシュークリームを取り出す:こーゆーのを渡すのが苦手なので、タイミングを見計らっていた)」
「まぁ、ありがとう。ここのシュークリーム好きなのよね。」
てな会話を友達のお母さんと楽しんだ後は、映画の始まる時間になったので、そそくさと家を出た。

「祭りばやしが聞こえる」
平日の夕方なのに、意外と入場客が多い。
映画は、1970年代のテキ屋さんのお話。
テキ屋ってのは、お祭りの時なんかに出てる夜店のことで、有名な人には寅さんがいますね。
この映画を見ると葛飾の寅さんもやっぱりテキ屋なんだなぁとつくづく思う。
ネクタイ売りの歌人の人が出てくるけれど、この人のラストの風鈴売りのカットが良かったなぁ。
映画が作られた当時(1975年頃)、九州には約1000人ほどのテキ屋がいて、(おそらくは)その頃からテキ屋の体質が変わっていく。
そのエピソードのひとつとして、ヤクザとの絡みや年を取ったテキ屋の若いテキ屋に対する苦言があったりする。
これが劇映画であれば、もっと祭りの情緒を前面に出して.....って、かなり泣かせる映画になったかも。
うん、テキ屋の映画を作るとおもしろそう。
全体的には、浅く深く、広く狭く、そつのない映画で赤裸々なテキ屋の実態(?)がわかる。
製作はRKB毎日、あの頃は民放もこんな映画を撮ってたんだなとちょとびっくり。
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真夏の夜の夢:イジー・トルンカ [Cinema]

1959年のチェコのアニメーション。
アニメーションとは言っても、セル画ではなく、人形を使ったアニメーション。
あまり日本では制作されないけれど、チェコではかなり製作されているらしい。
チェコでは人形劇も盛んらしく、チェコで人形アニメ(や、人形劇)が盛んになった理由は、過去の歴史において、母国語を使った演劇や映画を作成する事ができなかったが、人形劇だけは母国語を使っての製作は許されていたためらしい。
この辺の事情はよく知らないので、間違ってるかもです。
人形アニメは、人形劇を撮影したものではもちろんなく、ひとこまひとこま人形を動かしながら撮影したもので、通常の撮影には5秒間のシーンを制作するのに1日かかると言う事だった。
シュヴァンクマイエルや「パットとマット」もチェコアニメですね。

で、映画はきれい、とにかく美しい。
1959年のフィルムなので雨が降ったりもしていたのだが、発色が良くて、公開当時に見ると、まるで夢のように見えただろうと思う。
キラキラしていて、すごくきれいだったな。
お話はシェークスピアの「夏の夜の夢」がベースで、オープニングの4シーンワンカット(と呼べるのか?)には、ちょとびっくり。
途切れないので、スムーズに映画の中に入っていける。
パック(妖精)のタイタニアのエピソードがおもしろかったんだけど、たしか台詞なしで見せてるんだよね。
人形の動きだけでわかるもんだよね。
このあたりも、再発見て感じでした。
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牛の鈴音:イ・チャンニュル [Cinema]

静かな映画だなぁと思った。
ちょと感情に走ってる所があったりして、それは「牛の鈴音」らしくないんだけど、前半が好きかな。
自分の希望を言えば、牛とおじいさんとおばあさんだけで、充分なんじゃないかと思った。
その3人が畑の仕事をする。
あの3人がとぼとぼ歩く。
もうそれだけで、本当に充分なんじゃないかと思った。
牛が死んじゃうってのも映画が始まったときから、すでに予測できる事で、だとしたら、それはどんな事なのかってことを、あの3人の日常から想像させてほしかった。
あの牛の歩みと同じ速さで、3人を見せてほしかった。

それにしても、あのおじいさん、おばあさんの問いかけには寝たふりしてんのに、牛の鳴き声ひとつで顔を上げるなんて、やるなぁ。
おばあさんの愚痴りも最高に良くて、なんだかおじいさんがうらやましい(変かな?)。

ところで、あの牛が網マスクをしてるのは、農薬のかかった草を食べないためなんだろうか?
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